突き指・マレットフィンガー
指先に何かしらの衝撃を受け、指の骨・筋肉・靱帯などの組織にダメージを受けた状態を指します。
壁にぶつけたり、ボールがぶつかったりと発生原因は様々です。
比較的軽視されがちな突き指ですが、なかなか治らないと思っていたら、実は骨折や腱断裂が隠れていたということもあるため、実は注意が必要な症状なのです。
<症状>
関節部分に痛みが出る、腫れ、内出血、むくみなどがみられます。
これらの症状が強い場合、マレットフィンガーの恐れがあります。
マレットフィンガーとは、ぶつけた衝撃で骨または腱が損傷し、指が伸ばせなくなってしまうものです。
この場合放置していると、変形して治ってしまったり、指が完全に伸びなくなってしまうため、自己判断で突き指だから大丈夫と決めつけるのは危険です。
<治療方法>
骨・筋肉・靱帯のどれを損傷しても、最も大切なのは固定です。
指は日常生活の中で使う頻度が非常に多く、固定なしで使い続けると、関節が太くなってしまう・可動域制限・弱い痛みがずっと残るなどの後遺症に繋がります。
骨折がある場合は、骨折の治療器であるLIPUSを使うことも可能です。
LIPUSに関してはこちらをご覧ください。
固定方法は症状によって、サポーター・テーピング・アルミ副子などを使い分けます。
突き指だから大丈夫と放置したがために、変形や可動域制限が一生残るということも珍しくないため、まずは1度受診して、今の状態を確認し、早期に適切な処置をすることをお勧めします。