骨折

骨折

骨折にも、橈骨遠位端部骨折・肋骨骨折・上腕骨外科頚骨折・ボクサー骨折・マレットフィンガー・腓骨下端骨折・第5中足骨骨折・jones骨折・足関節脱臼骨折・手足指骨骨折などなど様々なものがありますが、実はその多くが手術をしなくても治すことが可能なのをご存じでしょうか?

当院では、問診・触診から骨折部位を確認し、再確認のため提携病院にてレントゲン撮影を行い、それをもとに整復(骨の位置を元に戻す)と固定を行います。

病院だと固定をした後しばらく放置するのですが、そうすると骨折部周辺の関節が固まってしまう(拘縮)ので、早期から関節運動療法を行い、ギプスを外した直後から問題なく日常生活動作ができる環境を作ります。
接骨院にて取り外しができるようなギプス加工をするため、日々清拭を行い比較的清潔な状態を保つことが可能です。

また、ギプスの取り外しが可能なことによって骨折の回復を早めるLIPUS(低出力超音波パルス)を使用することが可能です。
LIPUSで骨折部位に微弱な超音波を断続的(1万分の2秒照射して1万分の8秒休止する照射サイクル)に照射することで、骨折部に人工的な刺激を加わえて骨形成・修復を促すことが期待できる画期的な治療法です。
1日20分間の照射を毎日おこなうことで、LIPUSをおこなわなかった骨折治療の場合と比べて、骨が癒合されるまでの期間が約40%短縮されたという臨床報告があります。
超音波での治療なので、全く痛みを感じずに行えるのも特徴の1つです。
これによって、早期に日常生活やスポーツに復帰することが可能です。

このように手術で皮膚を切ったりすることもないため、体へのストレスが少ないうえに、治癒期間も手術より早期に済むことも大きなメリットです。


受傷後すぐ治療を開始できないと、変形や治癒の遅れに繋がってくるため、骨折や骨折の疑いがある場合は、早急な受診をお勧めします。