打撲
打撲は放っておけば治るだろうと軽視されがちですが、思いのほか痛みが長引いてしまうこともあります。
また、関節の近くなどを打撲した場合、痛みや腫れによって関節が動かせず、日常生活に支障が出ることも少なくありません。
酷い場合は骨化性筋炎という症状を起こす場合があります。
骨化性筋炎とは、筋肉が炎症することによってカルシウムが沈着し、石灰化現象が起こって筋組織の中に骨が形成される障害です。
適切な治療を受けなかった場合は、後遺症として痛みなどの神経症状が残ることがあります。
そもそも打撲とは、衝突や転倒などの強い衝撃によって筋繊維や血管が損傷することなので、れっきとした怪我なのです。
当院では、まず枕子と包帯で患部を圧迫することで中での出血を止め、腫れと痛みを最小限に抑えます。
適度な圧迫を続けると、患部の安静・損傷した部分を近づけておくことができます。
ある程度回復してきたら、電気療法と手技療法を使って患部への血流量を上げます。
このように適切な処置を行うことで、放置した場合と比べて完治までのスピードが格段に変わってきます。
打撲だからと甘く見ず、早めに治療を始めましょう!